みなさまからお寄せいただいた「主治医へのメッセージ」は
乳癌学会学術総会で展示させていただきました。
ご協力、ありがとうございました。


2007年6月29日(金)・30日(土)にパシフィコ横浜で開催された第15回日本乳癌学会学術総会で、患者会としてブースを出展を行いました。

たくさんのかたにご来訪いただき、また、ご協力をいただき、ありがとうございました。

Webを通じてお寄せいただいたメッセージは40。短い募集期間でしたが、それぞれの主治医との関係が伝わってくる、素敵なメッセージがたくさんありました。
中には、患者さんから「私が出した先生へのメッセージを見て来てね」と言われたドクターが、短冊の中から自分へのメッセージを探し、写真を撮る姿もありました。

左の写真の中の、薄いピンクの短冊は、当日ご来場いただいたドクターからのメッセージです。
書いてくださった先生方、ありがとうございます。

なお、集まったメッセージのうち、事前にご承諾を得たものについて、以下にご紹介させていただきます。



主治医へのメッセージ

● 一人でも多くの女性が乳癌の早期発見ができますように。一人でも多くの女性が乳癌になっても乳房再建で前向きに生きられますように。尊敬する主治医がいつまでもお元気でご活躍されますように。切に切に祈るばかりです。
● 入院中、主治医は傷口の様子を見に来ては下さるのですが、とてもお忙しそうで、心配事などを話す機会もないままに退院日を迎えてしまいます。できれば、一度でも良いので、じっくりお話する機会を設けていただきたいと思います。それは無理なのでしょうか?
● 先生 いつも患者の立場に立った温かく明るい対応に,心から感謝しています。精神的な長期戦だけに,主治医の先生とのコミュニケーションにどれほど支えられることか。先生方もどうぞお身体に気をつけてご活躍ください。
● 先生、ちょうど一年前私のがんをみつけてくれてありがとう!いつも忙しくて、ドライな先生になかなか突っ込みをいれられないけど、一年前に携帯で撮らせてもらった先生の笑顔、手術の前の握手、心強かったです。
● 開院おめでとうございます。乳腺専門のクリニックとのこと、期待しています。今まで以上に、患者会やネットでの活動に参加しやすくなるのでしょうか?心強い限りです。お体くれぐれもお大事に。ますますのご活躍を星に祈ります。
● もっと、もっと命を続けたいから、乳がんの特効薬ができるといいな・・・もっと、もっとお母さんを続けたいから、先生、これからもよろしくおねがいします。
● ゾラデックス注射とノルバデックスをもらいに毎月病院通いしてますが、4ヶ月も診察を受けられずにいます。とても不安です。混雑のため、患者に時間を割くことができないでいるのでしょう。医療関係者の方々の待遇改善を切に願っています。
● 標準治療、画一的な治療ではなく、一人一人の顔を見て、声を聴いて、その人に一番合った有効な治療をしてくださることを望みます。主治医や医療者の方の言葉ひとつに患者は一喜一憂します。お忙しいとは存じますが、心のある治療をお願いいたします。
● 不安だらけでの受診。そんな私の不安を取り除こうと、わかりやすく、優しい口調で一つ一つ説明してくれる主治医の先生に感謝しています。患者さんが、いっぱいでいつも混雑した待合室で忙しい先生なのに、丁寧に説明してくれる先生に、私の不安は和らぎます。本当にありがとうございます。
● 患者の気持ちを一番分かってくれる先生!!先生が倒れちゃうときっと大勢のファンが泣きます。なので・・ほどほどに頑張って下さい。
● 『現実をしっかりと受け止めなさい!』…術後、弱気になっていた私に、そう喝を入れてくれたDr。その言葉が、私の中で、強く前向きに生きていく勇気に変わりました。診察では、(人間として)しっかり顔を見て些細な質問にもきちんと答えてくれますよね。上から見下ろして指示される冷ややかな関係では全く無く、患者と同じ方向を見て一緒に歩いて行ける状況が理想であり、今、その関係が実現出来ている事に心から感謝しています。どうぞ、これからも、クールで時々恐い(?)でも、実はとっても優しいDrのままでお付き合い出来ますように。ずーっとDrと一緒に今のライフスタイルで元気に明るく楽しく生きていけたら・・・と願っています。
● この春、非浸潤性乳管癌と診断されました。その場で手術の日程など決めました。このまま流されることに疑問を抱いた私は、「他の病院へも相談した方が良いでしょうか。」と、後日紹介状をお願いに伺ったら、予定していた検査日程など取り消されていました。「セカンドオピニオンとして、行かれるのですよね。」と看護師に言われましたが、診断を受けた翌日の出来事に、私はすごくショックを受けました。
● 先生、いつも本当にありがとうございます。診察室で先生にお会いすると気持ちが軽くなれます。また診察室を離れての患者たちの活動も暖かく見守ってくださり、本当に感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします。日々多忙な先生、どうぞお身体にはご自愛くださいね。
● 日頃、私のわがままな希望を聞き入れて下さりありがとう! 一人ひとり個性ある患者に向き合う事は大変だと思いますが、頑張ってください。 乳がん患者に心地好い環境がますます進化しますように・・
● 患者の望む医療と、先生の目指す医療が、限りなく近いものであるよう祈っています。そして、医師がやりがいを持って医療を実践でき、患者にとって納得と信頼の医療が実現する社会になることを願います。
● 先生は、なぜ乳癌の医師になったのですか?と聞いたことがありましたね。でも私たちはなぜ自分が乳癌になってしまったのかと、少なくともなりたかった人はいないでしょう。医師になりたいのではなく、自分の状態を出来るだけ知りたいから色々質問することを理解して下さい。
● 各々異なる個の命を、医の専門で支える大変な仕事に感謝。これからも、燃え尽きない暖かな臨床を続けて下さい。
● 先生方はいつも大変お忙しいご様子。タイトな診察時間の終りにせめて「一緒に頑張ろう」「私がついている」など思いやりに溢れたひと言が聞けると、患者は元気100倍です。ついでに“ハグ”というのも有り。不安がぶっ飛び、薬の効きが違うというものです。
● つらい抗がん剤治療も担当医の優しさと明るさに励まされて乗り切れました。不安や疑問にていねいに応えてくれた先生に感謝しています。手術後も長いおつきあいの患者とドクターです。病院の業績や名声のための治療でなく、患者の気持ちに寄り添って治療していただきたいです。
● 先生 いつも私に治療法を選ばせてくださって ありがとうございます。時々 不安になるけど 自分で選んだんだからって 納得できます。何時も時間を気にせず ゆっくりお話を聞いてくださって ありがとうございます。
● 先生、私の手術を引き受けてくださり、ありがとうございました。放射線を受けないことを選んだ私ですが、術後の経過観察、先生の目を信じています。どうぞ、最後まで見捨てないでください。
● 26才で告知を受け、手術〜その後の治療・・・と色々ありましたが、2年を経過しました。主治医の先生には、今まで心のケアと言った面までお話を聞いて頂き感謝しています。これからも、完治にむけてがんばります^^v 
● 先生方から受けた医療には、義務や責任を越えた「こころ」を感じ、ありがとうの気持ちでいっぱいです。授けていただいた第二の人生、大切に大切に生きていきたいと思います。先生方の過酷なお仕事のご様子を拝見し、少しでも環境が整いますようにと願うばかりです。
● 先生へ  先生に命を助けていただきました。ありがとうございました。先生は、検査・手術・化学治療他・予後の検診と、全部お一人で抱えていらっしゃいますね。新旧の患者さんを一手に引き受けられて、超人的なお忙しさでしょう。患者にとっては有難いことですが、お身体のためにも分業をお勧めします。どうぞご自愛下さいね。
● お疲れさまでーーっす!お酒はほどほどにして、元気でいてください♪
● 診察室に入ったとき、いつも笑顔で迎えてくれる先生に、患者の私はホッとします。当直明けだったり、体調がすぐれなかったり、ご機嫌ななめのときもおありでしょうが、ドキドキしてドアを開ける患者にとってその笑顔はいちばんの治療かも(^^♪
● 以前TVで抗がん剤の種類が日本とイギリス(だったと思います)とでは使用できる薬の数が違うと報道されていました。日本は薬の承認に対してとても慎重なのは理解できますが、方や(痛み止め)を服用して通常の社会生活を継続できるのと、数少ない痛み止めも合わないせいで、会社を辞めなければならない人生を選ばざる得ない現状を放送してました。患者さんは同じレベルの症状の方でした。慎重にするのは良い事だと思いますが、今痛みを訴えている患者さんに対して、痛みを取り除けば元の生活に戻れるならばその様にしてあげるのが医療関係者の役目ではないのでしょうか?人間は希望がなければ生きていけないと考えております。仕事人間がいきなり仕事をしない生活を送る事になれば先は自ずと見えてきます。どうかその人に合った薬を早く照合出来るよう、そして人間が薬に合わすのではなく、薬が人間に合わせられるだけの種類を一日も早く増やして欲しいと思います。
● 肝心な事も教えてくれない私の主治医。ケンカも良くします。でも、最近やっとコミュニケーションがとれるようになってきました。嵐が小降りになったかなって感じ(笑)いろいろありますが、それも含めて信頼しています。先生もお年ですからお身体大事にしていつまでも私の主治医でいてくださいね。
● 初めて出会った「医療」が先生だったことが、今の私のありかたに大きな影響を与えています。日本の医療も捨てたもんじゃない─それが、私の原点です。ありがとう、そしてこれからもよろしくお願いいたします。
● 命をつなぐ力を貸してください。最後まで自分らしく生きられるよう、どうか支えになってください。お願いします。
● 手術を受けてからもうすぐ1年。先生にもたくさんの看護師さんにも「ありがとうございます。」そして、「これからもどうぞよろしくお願いします。」皆さんは“仕事だから当たり前”とやってくださいますが、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
● どんな小さなことも相談にのって下さり感謝してます。治療中に旅行に行きたいといった時も、普通の生活をさせてあげたいからと、治療スケジュールを考えてくださり、嬉しかったです。そして、いつも我がまま患者でごめんなさい・・・。