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乳がん体験者アンケート結果報告

「私のがんはこうして見つかった」

2003年夏からの乳がん検診に関する報道により、乳腺外科に検診希望者が殺到するなど、一時期は「乳がん検診ブーム」と言えるほどの状況となりました。各方面で、検診のあり方やマンモグラフィ導入について様々な意見が交わされ、厚生労働省も「乳がん検診にマンモグラフィを導入する」という方向で検討を始めました。(※注)

このような一連の動きを見て、私たち乳がん体験者は様々な思いを抱いています。「触診のみの検診は見落としが多い」「婦人科医の検診はあてにならない」「乳がん検診にはマンモグラフィが必須」などとする声があちこちで叫ばれていますが、では、マンモグラフィを導入すればそれで良いかというと、必ずしもそうとは言えません。マンモグラフィの導入だけが必要以上にクローズアップされ、他の問題点が見えなくなっていることに、私たちは少なからず危惧を感じています。

私たちは、実際の乳がんの診断はどのようなものであったか、まず実態を明らかにすることが必要であると考えました。それにより、検診や早期発見に関しての問題点や改善策を探る手がかりが得られると考えたのです。
そこで、VOL-Netでは体験者を対象に、乳がん検診に関してのアンケート調査を行いました。調査の概要は次のとおりです。
  • 実施期間 2003年10月11日〜16日
  • 実施方法 インターネット上の無記名方式(パスワード使用)
  • 調査対象 乳がん体験者
  • 有効回答数 184名
アンケートは、次の2点を中心に行いました。

  •  あなたが乳がんと診断されるまでの状況を教えて下さい。
  •  体験者のあなたが、乳がん発見について、すべての女性に伝えておきたいことがあれば書いてください。

結果は、次のとおりまとめました。
1 アンケートから見えてくるもの
このアンケートの回答全般の概括
2 乳がんと診断されるまでの状況
乳がん体験者が自分で語る乳がんと診断されるまでの状況
代表的な11人のかたの例、及びすべての事例
3 すべての女性に伝えたいこと
乳がん体験者の私たちからすべての女性に伝えたいこと
代表的な12人のかたのメッセージ、及びすべてのメッセージ
このアンケートで集まった体験者の生の声が、多くの女性たちの元へ届き、自分のカラダを守るための参考となれば幸いです。


(※注)平成16年4月27日、厚生労働省から「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」の一部改正についての通知が出され、40代以上を対象に視触診とマンモグラフィの併用検診が導入されることになりました。

本資料に掲載された全ての内容の転載を禁じます。

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