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乳がん体験者が自分で語る

乳がんと診断されるまでの状況
《代表的な11人のかたの例》

※コメント最後の括弧内に記載されている年齢と西暦は、体験者の乳がん診断時です。

毎年、市町村から送られてくる乳がんの検診票。一度くらいは行ってみようかな、という軽い気持ちで、指定されている病院の中で自宅に一番近い外科を選んでふらっと受診。たまたまその当日の外来担当医が、数多く乳がんの手術をおこなっている大学病院の医師であったため、触診の段階で2cm以下のしこりを発見。その場ですぐエコーも行い、乳がんの疑いが濃厚なので大学病院で再検査を受けるように指示された。
(36歳、1997年)
夫の会社が実施している主婦検診で、エコーの検査を受けました。左乳房にのう胞(良性)が見つかり、念のために乳腺外科を受診しました。のう胞は間違いなかったのですが、マンモを撮ったところ偶然反対側の右乳房に微小石灰化が見つかり、細胞診をしましたが確定診断はつかず経過観察となりました。半年後、ステレオガイド下生検で非浸潤がんが見つかりました。
(40歳、1998年)
近くの総合病院などで乳腺症と言われましたが、なぜかどうしても納得がいかず、病院を変えました。3人目のドクターが、はじめて「私も悪性ではないかと心配です」と言ってくれたとき、とてもホッとしました。
(38歳、1999年)
1993年から乳頭より血液の分泌物があり、大学病院へ行っても原因がわからず、1998年クリニックで良性腫瘍を切除後、検診していたが、しこりが大きくなって2000年悪性腫瘍が見つかる。血液分泌という変調があってから、乳がん診断まで、7年かかった。
(43歳、2000年)
毎年自費で、検診の専門機関で、全身の検診を受けていましたが、しこりのみつかる前年に胸部のエコーで再検査となり、3ヶ月後に再度エコーを受けたところ、そのときには何も問題ないとされました。再検査から9ヶ月後、グアム旅行でひどく日焼けしたため、痛くてブラジャーをつけることができず、そのおかげでしこりに気がつきました。ちょうどまた検診の時期であったので、急いで予約を取り、診てもらった所「大丈夫だと思うけれども、万一悪いものであるといけませんので、専門医の受診をおすすめします」という言い方でした。検診を受けるまでの間に危機感を持って本で調べたりして、はっきりと乳がんを疑っていたので、すぐに専門医を紹介してもらい受診しました。専門医を受診してから、マンモ、細胞診を受け、確定診断が出て、告知を受けるまでに2週間以上も待たされましたが、そのときが一番つらかった時期でした。
(38歳、2001年)
ある日、お風呂で胸にしこりを見つけました。前に聞きかじっていた、乳がんの自己検診の方法で触ってみると、グリッとしたしこりをしっかり感じました。次の日、子どもを出産した総合病院へ行って、「胸にしこりがあるんですけど」と言うと、「外科に行って下さい」と、指示され、それからは、検査・告知・入院・手術と、2週間ほどの怒涛のような日々でした。
(43歳、2001年)
前日に、夫にしこりがあるといわれ、自分で乳がんだと確信してかかっていた。婦人科に電話して事情を話したら、乳腺外科に行くのが一番と教えてもらいました。診察では、触診の段階で先生の様子からやっぱりと思いました。先生は細胞診の結果を見ないと確定は出来ませんが、悪性の可能性が非常に高いとおっしゃいましたので、その時点で自分では乳がんだと納得しました。そのあとMRIを受けて、二週間くらい待たされて確定診断がでました。
(47歳、2001年)
しこりは石ころのようではなく、乳管が硬くなっているだけのような感じで、エコー・触診では3軒の病院で異常なしと言われた。マンモグラフィは石灰化がたくさん見えるが大きなしこりはなかった。細胞を採った結果、非浸潤癌と診断されるが、手術後の病理検査の結果で浸潤癌と診断された。
(26歳、2002年)
痛みによりしこりを発見。翌日、某大学病院に受診し、触診後、「これは全然心配ないしこり」と言われて一旦は安心する。しかし、その病院で指定された検査日程が先なので、もっと早くはっきりさせたいと思い、2日後に違う大学病院へ。そこでも触診後、「これは大丈夫と思います。念のため検査しましょう」と言われる。1週間後、マンモとエコー、その1週間後、軽い気持ちで結果を聞きに行ったら、たまたまその日に外来だった見知らぬドクターから、事務的に癌の告知を受ける。
(42歳、2002年)
自分でしこりを発見し、ちょうど行われていた自治体の乳がん検診を受けた(触診とマンモ)。マンモは異常なしだったが、明らかにしこりがあるので、近くの総合病院の外科へ。触診後、急ぎマンモとエコーの検査を行う。やはりマンモには何も写っていなかったが、エコーではっきりと腫瘤を確認。エコーの画像で悪性の可能性が高いと判断され、その場で細胞診。結果はクラスVで、1週間後に乳がんの告知を受けた。
(42歳、2003年)
私の場合、乳房のわずかなひきつれに気づき、とりあえず専門医を紹介してもらうため、かかりつけの外科医に相談しました。その医師は、自分で視触診をしましたが(市の成人病検診ではこの医師も乳がん検診をしています)、消化器が専門のため、視触診では99%がんではないが、もし、希望するなら、精密検査を希望の施設で受診するように、とのことで、紹介状をもらい、県立がんセンターの乳腺外科で受診。非常に混んでいて、予約がとれず、受診まで3週間かかり、エコーとマンモグラフィの検査を受けました。その結果では悪性良性の区別はつかず、生検を受けるようにということでした。この結果を受け取るまでに、さらに1月かかったため、もしがんセンターでの治療を待つといつになるか、わからない(医師は来年まで置いておいても大丈夫と言いましたが)で、不安でしたので、改めてかかりつけの外科医に紹介しなおしてもらい、別の病院の乳腺専門の医師のもとで針生検を受け、3日後にがんと確定しました。
(55歳、2003年)
以上は、11人のかたの代表的な例です。すべてのかたの事例をお読みになる場合は、こちらをクリックしてください。→全記述

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