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乳がん体験者アンケート「私の乳がんはこうして見つかった」

アンケートから見えてくるもの

あなたが乳がんと診断されたときの年齢を教えて下さい。
アンケートでは、まず回答者が乳がんと診断されたときの年齢をお聞きしました。インターネットを利用したアンケートという状況から、50歳以上は少なくなっています。20代も割合としては少ないですが、現実に罹患している人がおり、年齢が若いからといって安心はできません。

あなたは最初の検診や受診の前に自分で、しこりやなんらかの異常に気づいていましたか?
しこりなどの異状に気づいて受診するのは普通ですが、検診(乳がん検診や人間ドック)を受ける際にも、既にしこりを自覚していた人が多くいます。本来、異状があれば検診ではなく、医療機関を受診すべきですから、検診と受診の違いをよく理解しておく必要があるでしょう。

自分でしこり等に気づいて病院に行った→病院の何科に行きましたか?
しこりに気づいて病院を受診したかたに、どの診療科に行ったかを聞きました。多くのかたは乳腺外科・外科を受診していますが、婦人科や内科に行ったかたもいます。婦人科でも、乳がん治療を行っている場合がありますが、原則として乳がん治療は外科の分担です。また、外科といっても医療機関によって得意分野がありますので、一般外科よりは乳腺外科医がいる診療科を受診する方が良いでしょう。

あなたが乳がんと診断されるまでの状況を教えて下さい。
乳がん体験者に、ご自身が乳がんと診断されるまでの状況を、自由記述で回答していただきました。全回答を分類整理してみると、おおむね次のような状況が浮かび上がってきます。
個々の回答は、代表的な11人のかたの例及び全記述をご覧ください。
  1. 既に異状を感じているのにもかかわらず、自治体等の検診を待って受けている人が多い
  2. 何気なく受けた検診で見つかった人も少なくない
  3. 乳腺症やのう胞で長期間経過観察をした後に、乳がんが見つかった人もいる
  4. 乳腺外科医のいる病院へ行っても、すんなり診断されるとは限らない
  5. 初診から診断確定までの期間は、個人の状態や医療機関の体制によってばらつきが大きい
  6. マンモグラフィには写らず、エコーで見つかった人も多い
  7. しこりがやわらかい、痛みがあるなど、一般的な乳がんの所見と異なる状態の人も多い
  8. 出血などの乳頭からの分泌でわかるケースもかなりある
  9. 乳がん検診を婦人科で受けていて、直前まで異状なしと診断されていた人が少なくない
  10. 過去に乳腺症などの診断を受けたために、しこりがあっても気にならず、受診が遅れた人もいる
  11. 最初の良性との診断に納得できず、別の病院へ行ったら乳がんが見つかった人もいる
  12. 触診や画像診断で良性の可能性が高いと言われたが、「念のため」と受けた細胞診でがん細胞が検出された人も少なくない
体験者のあなたが、乳がん発見について、すべての女性に伝えておきたいことがあれば書いてください。
乳がん体験者から、すべての女性へのメッセージを書いていただきました。それらをまとめると、以下の9項目に集約できます。
個々のメッセージは代表的な12人のかたのメッセージ及び全記述をご覧ください。
  1. 女性なら、誰もがかかる可能性がある
  2. 自分のカラダに関心を持って
  3. 若いからといって安心しないで
  4. 異状がなくても、自己検診は月に1回、乳がん検診は年に1回。異状を感じたら乳腺外科を受診!
  5. 自己診断してはいけない
  6. いろいろなタイプの乳がんがあるので、一般的なリスクファクター(罹り易いタイプ)や、一般的な乳がんの特徴を鵜呑みにしないように
  7. 検診と受診は違う
  8. どんな検査でも100%完璧ではない
  9. 納得できるまでセカンドオピニオンを

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